令和5年11月5日(日)。奥出雲町チェーンソー研修を開催し、阿井公民館と下阿井の山林で9名が受講しました。基礎コースは4名、伐木コースは3名と2名、2班に分かれての実施です。
基礎コースは座学で、チェーンソーの仕組み・取り扱い・メンテナンス・安全などについて。実技で最初に取り組むのが「目立て」、刃を研ぐことです。
目立てについては、きこり通信11号でも扱いました。そちらも参照ください。
基礎コースの午後からは、チェーンソー操作の基本です。始動の仕方、アクセルワーク、フォーム(姿勢)など。スポーツでもあるいは茶道のような習い事でもそうですが、フォームはきわめて重要。ことにチェーンソーワークの場合、事故から命にもかかわることで、姿勢はそれを左右する大事なことになります。姿勢は頭でなく身体が覚えるべきもの。繰り返し練習することで、身につきます。一方で悪い姿勢・クセがついてしまうとなかなか修正できません。まったく初心者が変なクセのついた経験者より、上達が早かったりするのも、姿勢をはじめとした基本が身につけやすいことにあります。
姿勢と操作の基本をおさえ練習したあと、今度は実際に「木を切る」ことを練習します。アクセルワークとフォームの崩れが起きないように、一回一回しっかりと行います。
伐木コースでは、立っている木を伐倒し、造材(玉切り・枝払い)することをやります。狙い通りの方向に倒すこと、そのためのあれこれ。そして、倒そうとする木がほかに架かってしまった場合の対処=かかり木処理について、実践します。