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きこりの友 奥出雲…

1 友の会からのおしらせ 

◆奥出雲町チェーンソー研修の申込受付開始


2 おすすめの講座・イベント・研修など

◆6月28日(土)~ 29日(日)雨天実施

 「自然観察会はじめの一歩研修会・島根県~身近ではじめる自然観観察会のすすめ~」

 主催:島根県・公益財団法人日本自然保護協会

 場所:国立三瓶青少年交流の家(大田市山口町山口1638-12)

 参加費:日帰り参加の場合、一般:3,300円 自然観察指導員:3,000円

 講師:植原 彰

 申込み締切:6月2日


3 気になる情報、サイト、山、なんでもあれこれ

◆24th聞き書き甲子園

 そして、本題はここからなのですが、次年度の受け入れ地域を募集中だということ。

~~~

「名人」は、次の全ての要件を概ね満たす方の中から推薦してください。  

1)年齢は、概ね60歳以上であること

2)森・川・海などの自然とかかわる仕事に従事する経験年数が20年以上であること 

3)森・川・海などの自然とかかわる仕事において、先人からの知恵や技(わざ)を有すること 

4)自然との関わり、身の処し方、地域社会との関わり等を通じて、同業者あるいは地域社会において模範とされていること

5)高校生の「聞き書き」取材に協力できること 

~~~


4 編集後記

お知らせ

R7チェーンソー研…

令和7年度奥出雲町チェーンソー研修のご案内

第1回 7/12(土) 第2回 11/15(土)

時間 8時50分〜16時15分

場所 布勢公民館前集合・布勢地区内林地にて実習

各回、基礎コース、伐木コースあり

概要
お申し込み・お問い合せフォーム

    地図

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    きこりの友 奥出雲…

    1 友の会からのおしらせ 

    ◆今年の奥出雲町チェーンソー研修、第1回は7月12日(土)

     今週末には申込み受付開始予定ですが、会場が未確定のため、詳細など改めてメールかチラシにてお知らせします。日程は、7/12(土)、11/15(土)。2回開催です。

    2 おすすめの講座・イベント・研修など

    ◆5月13日(火)10:00~16:00/5月18日(日)10:00~16:00/5月20日(火)10:00~16:00/

    「出雲の山墾り」+α

     主催:森と畑と牛と

     場所:ダムの見える牧場(奥出雲町佐白529-1)

     参加費:無料

     植生の観察をともなった荒廃竹林の伐開、雑木の倒木整理を行いながら、森林と牛と人がまじわる風景をつくっていく活動です。チェーンソー利用者歓迎。研修を一度でも受講された方であれば、練習をかねて参加されてみてはいかがでしょう。

    ◆5月24日(土)9:30~14:00頃

    「野外実習 野鳥と樹木の観察会」

     主催:智頭の山人塾/場所:鳥取県智頭町内

     参加費:1000円、定員12名程度

     講師:吉田亮氏(NPO法人日本野鳥の会鳥取県支部 理事)/山本福壽氏(智頭の山人塾/杣塾 塾長)

    野鳥と樹木です。ありそうでない組み合わせです。智頭町といっても広いのですが、重要文化的景観にも選定されている芦津の周辺ではないかと思います。申込み締め切りは5/23。定員に達し次第、受付終了です。

    ◆5月28日(水)20:00~21:30

    未来を紡ぐうんこ学~トイレと地域再生で考える循環する暮らし・第2回

    「グリーンインフラと雨庭 – 自然と共生する仕組み」

     主催:息吹プロジェクト・株式会社OSOTO/場所:オンライン(Zoom)

     講師:島谷幸宏(熊本県立大学特別教授)/参加費:8000円(1回ぶん)

    https://chikyuotona2025.peatix.com/view

     5回シリーズの講義ですが、申込み締切が5/12のため、2回以降の単発受講も締め切られているかもしれません。もっとも、これは受講するよりも、息吹プロジェクトを主催する渡部由佳さんや、うんこ伝道師の伊沢正名さんはじめ、さまざまなつながりをもった活動を、見たり聞いたりしながら、自分(たち)ではじめるためのヒントを得るためのものにもなると思います。

    https://camp-fire.jp/projects/806282/view


    3 気になる情報、サイト、山、なんでもあれこれ

    ◆書籍「ミミズの農業改革」金子信博  著/みすず書房

    https://www.msz.co.jp/book/detail/09640

    「え、あの金子先生?」と思われる方も、奥出雲、島根県内で少なくはないはず。何十年かくらいの前ですが、奥出雲にも何度か調査に入られています。

    森林生態学、森林土壌が専門で、島根大学から横浜国大、福島大学へ移られていましたが、昨年退官され、再び島根県に戻られて、「ミミズの農業改革」に実践的に取り組んでおられます。おすすめです。


    4 編集後記

     3月20日以来、久しぶりの配信となりました。

     5月。田の水面には小さな緑の苗が風にそよいでいます。山の緑は日に日に濃くなっていきます。造林地であれ、雑木の林であれ、竹藪であれ、間伐・伐開・藪払いを進めた地面からは、春のこの時期、いっせいにさまざまな実生が芽生えています。

     山野草もたくさん! 5月初旬に入り、イカリソウ、チゴユリ、ナルコユリ……、林床のひだまりに花を咲かせています。今年は山でも驚くほど樹木の花のつきが多く、楽しみつつも、何かの前触れかなと思いもします。笹の花も目にすることが多いですし。

     感想やご希望などお待ちしています。このメールへの返信か、kikori@s-orochi.orgまで。どうぞよろしくお願いいたします。   事務局 面代

    ■編集・発行 奥出雲オロチの深山きこりプロジェクト実行委員会

    https://okuizumo-kikori.net

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    2025年3月20日号

    1 友の会からのおしらせ 

    ◆森の実践研修の代替について

    雪のため、中止となった”実践研修”ですが、2名以上参加希望があれば、不定期であっても何回か実施していきたいと考えています(理想は月1回)。
     ただし。研修というよりは「練習会」に近いもので、手取り足取りの指導は、基本的には入らない予定です。ポイントは次の4つ。

    1)道が入っていて、木を伐って出せる山を場所として提供できます。
     伐木・集材・出荷までですが、どれかひとつだけでもOK。
    2)機材貸し出しもあり。
    3)やり方は、やりながらつくっていければと思います。まず、興味ある人で集まってモデルをつくっていきます。
    4)興味がある。内容と日にちがあえば参加したいという方。まずは参加希望という意思表示だけでもOKです。このメールへの返信でメッセージくださいませ。質問も歓迎です。

    2 おすすめの講座・研修など 

    ◆講義「スギとヒノキーありふれた樹の持つ特別な歴史ー」

    3月26日(水)19時~20時半/オンライン(Zoom)/参加費500円〜・要申込

    講師:大住克博(大阪市立自然史博物館外来研究員)
    GENなんでも勉強会オンライン 第40回 https://gennandemo41.peatix.com

    前回配信で詳しく紹介したこちらの勉強会、開催前日の25日(火)が申し込み締め切りです。
    テーマは異なりますが、大住克博さんの講義でyoutube公開されている「日本の森林は荒廃しているのか?」のほうは無料公開中。
    https://youtu.be/hAidVq55hd8?si=SJlYGkyxcaD478VB&t=3
    GENの「なんでも勉強会」シリーズのひとつなので、どんな会かのかの参考にもなります。

    ◆行事〜雲月山の山焼き 火を使った草原保全

    4月19日(土)全日(16時頃終了の予定)/参加費500円(小中高生無料)

    山といえば木と森というイメージがいまやほとんどですが、100年もさかのぼれば、日本の山の多く、とりわけ里山は草山が過半を占めていたといっても過言ではありません。森にとっても、農地にとっても草原は必要不可欠なものであったのです。挙げていけばキリがありませんが、たとえば獣の囲い込み。猪などが典型ですが草原は獣の横断を抑制します。草原を維持していくことの重要性とその役割を学び、技と知恵を受け継いでいくことは、森の維持管理とも深い関係を持っているものです。
    北広島町芸北で、木の駅プロジェクトを担っている組織が運営主体のひとつであることからもそれは伺えます。ちょっと遠い場所ではあり、夜明けとともに出発するくらいでないと受付には間に合いませんが、おすすめです。地域団体が主催する数少ない山焼きで、休憩や昼食時間にいろんなお話を聞けるところもいいところ。
     人手が足りてないと思われます。このメールを読んでおられるような、ちょっとばかりは野山の作業ができる人はそうとう貢献できるはずです。やり甲斐ありますよ~。

    3 気になる情報、サイト、山、なんでもあれこれ 

    ◆映画「奥会津の木地師」紹介映像~

    1976年福島県南会津郡田島町針生
    民俗文化映像研究所

    確か数十年前に、横田で上映会が行われたと記憶しています。ご覧になられた方もあるいはおられるやもしれません。山仕事にかかわるドキュメンタリーを何本か観れる機会をつくりたいものです。短く編集し直したものはDVDで発売されていますが、フルバージョンで観たいものですね。f切斧で受け口をつくる映像の箇所などをみるとつくづく思います。facebookページで3回にわけてアップされています。ひとつめが下のリンクです。ふたつめみっつめは木地小屋づくりに焦点をあてたもの。

    https://www.facebook.com/watch/?v=1650780715135920

    ●木地小屋づくりその1

    https://www.facebook.com/watch/?v=1659623490918309

    ●木地小屋づくりその2

    https://www.facebook.com/watch/?v=1659641190916539

    4 編集後記

    春の彼岸前にこんなに寒くて雪も降るなんて。
    梅がようやく咲き始めたところもあって、調子が狂いますね。
    これから暖かくなるようで、春はダッシュで訪れるのでしょうか。
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    事務局 面代

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    2025年2月20日号

    1 友の会からのおしらせ 

    ◆2/22(土)森の実践研修会について

    雪のため、中止といたします。日程や内容を変えて、代替的な研修の立案を模索中です。参加の予定を入れてくださっていた方へは、通知が遅れてしまいましたこと、お詫び申し上げます。山の状況を確認後、他の山も含めて代替の内容を検討します。いくつかの選択肢からお選びいただけるようにしたいと思います。いましばらくお待ちください。

    2 おすすめの講座・研修など 

    ◆講義「森の未来を左右するフォレスターという仕事」

    2月25日(火)19時~20時半/オンライン(Zoom)/参加費500円〜・要申込

    講師:中村幹広(岐阜県立森林文化アカデミー 森林技術開発・支援センター長)
    GENなんでも勉強会オンライン 第40回 https://gennandemo40.peatix.com

    フォレスターといえば、、、。いま検索すると、日経の記事が上位に出てきて「ドイツではパイロット・医師と並ぶ人気職業」と。どんな職業かはよくわからんけど、日本の林業関係者とは違うなにかがあるのね、という好奇心はくすぐってくれます。が、記事を読んでもよくわかりませんので、下にブログへのリンクをもって説明を略。

    日経が取り上げた「フォレスター」(2023年6月5日〜森林ジャーナリストの「思いつき」ブログ

    でもね、公的権限や人気は違えど、日本の森林官だって、がんばってるだろうし、じつはとてもやりがいのあるおもしろい仕事なんじゃないかな。中村幹広さんは、『森林未来会議』(築地書館)著者のひとりでもあります。

    ◆行事〜ほしはら山のがっこう「里山の日・里山のつどい」

    3月20日(木・春分の日)/プログラムによって要申込・有料

    広島県三次市にある、ほしはら山のがっこうのイベントです。おすすめは、午後1時半からのゲストトーク。福岡県八女市黒木町の小森 耕太さんがいらっしゃいます。知る人ぞ知るあの「山村塾」の若き理事長。「人々の暮らしによって引き継がれてきた農村景観や豊かな自然の、過去・現在そして未来について、ざっくばらんな雰囲気の中、おしゃべりします」と、主催者の案内には書かれています。

    さて、ここの里山は2ha ほどの小さな森ですが、どうやら妖精がすんでいるのだと子どもたちが噂しています。ほんとに? 大雪の降る日、廃校になった木造校舎の図書館だった部屋で聞いたお話です。まだ確かめてはいません。

    森は子どもたちが迷い込むようにひきよせられ、基地をつくりたいという声に大人が巻き込まれてできた場所。そんな素敵な森に、トコトコとやってくる春の訪れを味わうのも一興。噂を確かめに、美味しい蕎麦を食べに、興味深いお話を聴きに、楽しみはいろいろ。くわしくはリンク先の案内から。https://bit.ly/3X9czMK

    ◆講義「スギとヒノキーありふれた樹の持つ特別な歴史ー」

    3月26日(水)19時~20時半/オンライン(Zoom)/参加費500円〜・要申込

    講師:大住克博(大阪市立自然史博物館外来研究員)
    GENなんでも勉強会オンライン 第41回 https://gennandemo40.peatix.com

    大住克博さんは鳥取大学名誉教授。最近知ったのですが、なんと「木曽悠久の森」の提案者だったのです!そのあたりの経緯は以前メルマガでも紹介した智頭の山人塾・サイエンス講座のひとつ、「美林の生まれ方:木曽檜林にみる歴史と神話」で講義されました。おだやかな口調とは裏腹に大変エキサイティングな問題提起を孕んだ会であり、講座終了後も参加者間でやりとりがあったというものです。たとえば、こんなところ。

    《面積や計画期間の長さという点では、国内では結構画期的な取り組みだと思うのですが、10年経つのにあまり知られていません。局側にとってみれば、昔の幹部が何を間違ってか研究者の口車に乗って作ってしまった厄介なお荷物であり、あまり社会に知られないほうが良いという意識があるのでしょう。シンポジウムやテレビ番組化などの実施を提案してきたのですが動きませんね。》https://yamahito-juku.com/osumi-and-yoshida-exchange-opinions-on-the-kiso-eternal-forest/

    また、大住さんの講義でyoutube公開されているものもあります。「日本の森林は荒廃しているのか?」

    https://youtu.be/hAidVq55hd8?si=SJlYGkyxcaD478VB&t=3

    荒廃しているのは、森ではなく、我々の(あなたも含めて)理解と意識では?
    という挑戦的な講義です。荒れてるのは森じゃない。
    そんな大住さんの「スギとヒノキ」のお話です。一筋縄でないおもしろい講義になると思いませんか?

    3 気になる情報、サイト、山、なんでもあれこれ 

    ◆北のヤマに入る木こりたちの記録と、家族との記録

    https://www.instagram.com/mayumiyamauchi77/

    北海道のとある町に暮らす写真家、山内麻由美さんのインスタグラム。2月も立春をすぎたころから、波状的におとずれた寒波。計画していた研修も仕事も中止となり、時間ができたはいいけれどと、気持ちの切り替えに困ったときにどうでしょう。よしやるかという気にいざなってくれます。

    ◆軽トラ「引きずりタイプ」の除雪板を作ってみました〜Blog「自給知足がおもしろい」

    https://musikusanouen.hatenadiary.jp/entry/2022/02/09/220500

    わたなべあきひこさん、ロングセラー『自給知足な暮らし方』著者の2年前のブログ記事です。ほかにも機械や道具の修理記事が読ませます。

    ◆輸入燃料はFIT打ち切り?バイオマス発電のカラクリ」〜 田中淳夫 Yahoo!Japanニュース

    https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/768e1a99d259883cd4397d4ce4612e96e7dbf25f

    記事の裏側もあわせてどうぞ。http://ikoma.cocolog-nifty.com/moritoinaka/2025/02/post-7981af.html

    4 編集後記

    2月7日、大雪となった日。広島県安芸高田市へ行ってきました。あきたかたの森・構想プロジェクト主催の「森の交流会」へ参加するため。どの団体・グループもいろんな悩みやら問題を抱えながら、日々、あれこれいろいろ取り組んでいるのだなあということ、深く沁み入りました。奥出雲きこり友の会としては、目指したいところとして、女性と子どもが参加できるようにしていくことかなあとおぼろげに考えています。その前に、拠点がほしいです、昨年からの課題。

    事務局 面代

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    2025年2月1日号

    1 友の会からのおしらせ 

    ◆2/15(土)は、森の実践研修会

    ここ数年は冬の恒例となりつつある実践研修。前号で告知しました通り2/15(土)に開催です(荒天積雪の場合2/22に延期)。会場は昨年と同じく奥出雲町八川の山林。9時までに八川コミセン前駐車場にお集まりください。参加費無料、昼食も出ます。
     コースはチェーンソー伐木造材コースと、林内作業車を使った集材コースの2つ。ちなみに林内作業車は会員向けに貸出しもしています。実践研修の意味あいとして、実際に材(チップ用)を搬出する流れの中で実施します。学ぶ、練習する、習得する、そんなことと同時に、感じる、ということを体験できるのがいいところ。ふるってご参加のほどを。
     お申し込み、お問合せはリンク先から。
     2日前までに要申込です(昼食準備、延期の場合の連絡のため)
     https://okuizumo-kikori.net/archives/1100

    2 おすすめの講座・研修など 

    ◆講演会「拡大するナラ枯れへの取り組みとこれからの広葉樹林管理」

    2月19日(水)9時~14時/森林総合研究所大会議室(会場)+ Microsoft Teamsによるオンライン配信/無料・要申込

    https://www.ffpri.affrc.go.jp/event/2025/20250219naragarelec/index.html

     ”ナラ枯れ対処の基本は森林管理であり、それゆえその方法は地域によってさまざま”であるがゆえに、この会議では地域も活動実証主体もさまざまな事例を集め11人が講演します。
     平日午前という時間帯ゆえ参加できる方は限られましょうが、空き時間に断片だけでも受け取り、「これは!」ということがあれば、発表者やテーマからリサーチかけてみるのもよいと思います。

    ◆講義「”保持林業”って何だろう?~人工林の生物多様性を高める方法を探る」

    2月20日(木)19時半~21時/オンライン(Zoom)/無料・要申込

    講 師:山浦 悠一(森林総合研究所 四国支所 主任研究員)
    聞き手:相川 高信(林業政策アントレプレナー)

    https://hojiringyo-moridukuri.peatix.com/view

    ◆講義「森の未来を左右するフォレスターという仕事」

    2月25日(火)19時~20時半/オンライン(Zoom)/参加費500円〜・要申込

    講師:中村幹広(岐阜県立森林文化アカデミー 森林技術開発・支援センター長)
    GENなんでも勉強会オンライン 第40回 

    https://gennandemo40.peatix.com

    ◆event「木を見て森も見る」浜松市100人カイギ vol.16

    2月6日(木) 19時~21時/オンライン(Zoom)/無料・要申込

    1号でも紹介しましたが、改めて。鈴木将之さんはじめ登壇者については、下のリンクなど参照ください。5人の登壇者そ
    れぞれ魅力的な方ばかりで楽しみです。鈴木さんについては以下リンクをご覧ください。
    ■林業家と天竜美林を歩く 鈴木将之編 20221021
    https://youtu.be/b4dpaWS370o?si=3kFoK67dPC9NMduE
    ■日建ウェブサイト「新林」~木こり活動レポート#4 天竜の森で植林について考えてみる
    https://sin-rin.jp/report/do/165

    3 気になる、なんでもあれこれ 

    ◆木こりの山飯

     熊本県阿蘇市の後藤林業を営む後藤亮さんは、「林業がなりたい職業ベスト10に入るその日」を夢見て20年。インスタグラムでまげわっぱの弁当を毎日アップしています。彩りとともに健康栄養面も考えられた内容に思わず声が出そう。一枚目はお弁当の写真で統一しつつ、2枚目からは仕事現場や地域の写真が続きます。「表現する林業」を標榜するサイトをのぞいてフォローしてみましょう。
    https://www.instagram.com/free_g_style/

    ◆通称「森の多面」交付金の令和7年度募集が始まっています

     「森林・山村多面的機能発揮対策事業」ですが、対象が「森林所有者、地域住民、自治会等の地域の実情に応じた、3名以上の者で構成した組織」ということで、小さなグループでも取り組めるものです。予算案通過前でもあり詳細な要項はまだ出ていませんが、令和7年度からは「資源の活用(稼ぐ)」「持続性」面が重視される見込みです。
    https://www.pref.shimane.lg.jp/industry/norin/ringyo/mizumori/tamenteki/
     ※リンク先は島根県

    ◆農文協『季刊地域60号 2025年冬号』

    特集:里山・裏山林業を成功させる!/米でつくる「関係人口」
    https://shop.ruralnet.or.jp/b_no=01_54024015/
     上の「森の多面」交付金について事例がいろいろ出ていて参考になります。季刊地域はここ数年、年に一度は林業分野の特集を組んでいます。地域における林業への関心が高まってきていることの証左でもあります。いや、ほんとに。林業そのものは経済産業としては微小もよいところなのですが、そこじゃないんだ大事なのはということが、地域の山林に対する認識が変わりつつあることのモニタリングとしても一読の価値あり。

    ◆書籍『森林未来会議 森を活かす仕組みをつくる』(築地書館)

    熊崎実・速水亨・石崎涼子[編著]
    https://www.tsukiji-shokan.co.jp/mokuroku/ISBN978-4-8067-1583-2.html
     あとがきが出版社のサイトで読めます。本体はこれから買って読みたいところ。県立図書館には蔵書あります。

    4 編集後記 

     1号で紹介した『智頭の自伐林業の今~これからの山づくりとは?』。
     1月26日の日曜日、何人かで集まり山で活動した後、ZOOMを大画面につなげて聴講しました。講師は智頭町の若い林業家にして、智頭ノ森ノ学ビ舎という団体を運営する國岡将平さん。真面目で正直な語り口なのですが、それがゆえの忌憚ない発言もあって、大爆笑ということも。録画なしのよいところですよね。

     その國岡さん、この時の講義ではふれられなかった(と思う)のですが、人口6000人ほどの小さな町で、若い林業グループを育ててきた奇特な方です。で、そのグループを育て実績をあげてこられたコツのなかで、「焚き火」が大事であると。(※出所みつからず。次号で紹介します)

    焚き火………イメージとしてつねに意識していますと。これ、薪を焚くという具体の行動のみならず、燃えるものを囲むという抽象も含めたものです。どういうことでしょうか?

     まず、火をくべ続けないと、場が消えてしまうということ。暖かい火があればこそ、人が集まってくるけれど、消えたらおしまい。
     そして、火をみんながよく見ているということ。薪がなくならないように。強すぎないように弱すぎないように。またお互いに寒くないか熱すぎないかを自然と気遣いながら加減をみている。誰がということもなく、誰かが動き、見守るなかで、自然と火は維持される。新しく加わる人もいれば去る人もいるけれど、それもすべて自然。

     逆に消えるときには、あぁ、このままじゃ消えてしまうのに、と思いながら誰も動かない。その前から、ひとりふたりとすでに立ち去っているのだけれど。そう、炎は陰を見えにくくもするから、炎だけ見ていると、いなくなっている人が増えていることに気づかない。

     というようなことなのですが、大事なのは、その焚き火が楽しいかどうか。

     というより焚き火はなんだって楽しくできるようになっているのです、ふつうは。楽しいものだから、ふつうにやればいいんですよ、と。言われみればそんな気がしませんか?
     
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     事務局 面代

      奥出雲きこり友の会は、森・山・樹とかかわるすべての人が出会うところ。
      森をいかす、山ではたらく、楽しむ、遊ぶ、次世代へ渡す、管理する、生活の糧を得る……。
      一人ひとりの「こうできたらいいなあ」を、ちょっとずつ支え合いながらカタチにしていく場です。

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    お知らせ

    R7森の実践研修会

     

     降雪により中止としました。 また、内容・日程を変えた別研修を企画中です。

    森の実践研修会

    日程:2月22日(土) ※降雪により、2/15(土)の予定を変更しました

    場所:八川コミュニティセンター前集合(下地図参照)

    時間:8時45分〜受付。9時に山林へ移動開始。15時現地解散。

    ◆下の2コースから選べ、レベルに応じて個別指導します。参加費無料。昼の食事と飲み物は主催者で用意します。

    ◆チェーンソーコース・・伐木と造材、掛り木処理。いい山に育てるための間伐の実践です。地形、樹勢、搬出等の条件から狙い通りに安全正確に倒す技術を向上させていきましょう。牽引具の使い方も習得します。

    ◆林内作業車で集材コース・・未経験者でも可。現在の自伐的施業に欠かせない林内作業車による集材と搬出を実習します。機械操作やロープワークの基本からさまざまな集材法までを実践の中で学びます。

       

    お問合せ・お申込み

      八川公民館=八川コミュニティセンター

       

      †. 余録的趣旨

      森林作業は、非常に繊細かつ、きわめてダイナミックな行為である。

      — 内田健一

         

      ようこそ、森を育てる作業現場へ。そこで行われている森林作業はとても奥が深く魅力的だ。「初心者でもすぐにできる作業がある一方で、プロとして数十年働いても、技術的に完成、完璧の域には到達しにくい」

      お知らせ

      森と一体の作業道を…

      なぜ、今、作業道なのか

      林業といえば、何を思い浮かべますか? 山で木を「伐る」仕事ですから、ポスターなどにはチェーンソーを持った若い男女のカッコいいポーズを使ったりします。わかりやすいですよね。方や林業にとって重要な仕事=要素である「運ぶ」ことは、わかりにくいものです。

      時間的にも労力的にもコスト的にも、山の仕事は「運ぶ」ことに費されます。「出す」ともいいます。山の中にいい木があったとして、まずどうやって「出す」かを考えるのが林業なのです。さて、その「出す」こと、江戸時代以前には人力+馬力+川筏が主なものでした。明治・大正・昭和を通じての産業機械の導入は、山の中に架線をつくってエンジン動力で道のあるところまで運び、トラックで市場へという流れをつくりました。30年くらい前まではこの架線が主流だったです。現在は山の奥にまで道をつけ、伐った現場で積み込み、運ぶことにシフトしています。

      さて、道をつかって運ぶのは木材のみならず、人・道具・機械…などなど。山に入って仕事をするための道なのです。かつて作業道といえば、木を伐るためにつくってあとは使わない=荒れても壊れてもいい道という使われ方もしました。今は作業というよりは、山を長期的に管理するための小道をさすようになってきています。高密度路網という言い方もしますが、道は小さくとも網の目のように細かく張り巡らせるのです。その道は航空写真でみても道の存在がわからない、いわば山と一体化した獣道のような存在です。

      そんな「作業道」をつけるのに大事なこと、それは何より山を観て感じて知ること。これ、木を育てること、木を伐ること、森をつくること、そのものとも深くつながっている林業の根幹にかかわることでもあります。さらに時代は「林業から森林業へ」とシフトしつつあります。木材を生産する場であるのみならず、水資源のみならずCO2の吸収はじめ国土の保全、多様な生物資源、それらすべて涵養する場を管理する業として見直しが図られています。作業道をつけるということは、その中心にあるといってもいいでしょう。

      ですから、まず現場にきていただいて感じてもらいたい。…というのが今回の趣旨であり、さらに「自分も山にそんな道をつけたい」という人を募る場ともしたいのです。最後に、奥出雲で手本にしており、何年にもわたって指導を受けてきた橋本光次さんの動画を下にあげて、今回の案内とします。

      体験見学会の日程・場所など

      11/16(土)午前 奥出雲町八川地区内山林/
      11/17(日)午後 奥出雲町八川地区内山林/
      11/30(土)午前・午後 奥出雲町鳥上地区内山林/
      12/1(日)午後 奥出雲町鳥上地区内山林/
      時間と場所の詳細など、下にあるフォームからの申し込み受付後にメールでご案内します。山に入れる服装・装備でおこしください。

      内容

      3tクラスのバックホーを使って、山の斜面に道をつけていきます。操作運転経験の浅い方でも、体験は可能です。まずやって感じることは大事だと考えます。見学のみでもかまいません。11/16、11/17の回ではすでにつけた道や山林観察(踏査)も行う予定です。

      申込みフォーム

      終了につきフォームは閉じました。お問い合わせなどはトップページよりお願いします。

      お知らせ

      R6奥出雲山林見学…

      奥出雲山林見学会

      日時 10/20(土)13時00分〜16時30分

      場所 カルチャープラザ仁多前に13時前に集合。車に乗り合わせて亀嵩地区、横田地区の山林へ向かいます

      概要

      ◆山間部の農村では「山を持っている」のがあたりまえの世界。今の時代には所有していない農家もありますが、田畑には必ず「付いて」いるものでした。魔物がすむと恐れられていた時代、地域の共有財産だった時代、富の源泉で儲かった時代、はげ山になった時代、幾世代かを得て今、「お荷物・厄介者」と見られていた山が見直されはじめています。

      ◆山をいかしていくには? 山に人がかかわっていくには? 荒れた山はよみがえるのか? そんな疑問にこたえるために、奥出雲のいくつかの山に入ります。

      ◆子どもたちが遊びに入れるために、ちょっとした整備をしている山があります。手つかずだった山に道を入れて、森づくりがはじまりつつある山があります。横田と亀嵩にある、人が関わろうとしている山林に入ります。

      ◆経済林よりは、どちらかといえば生活林・環境林として取り組んでいるところになります。山林内を歩ける服装などでお越しください。

      ◆参加費無料。前日までに申込みください。定員14名を予定しています。

      お問い合わせ・申込みフォーム

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