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きこりの友 奥出雲…

2025年2月20日号

1 友の会からのおしらせ 

◆2/22(土)森の実践研修会について

雪のため、中止といたします。日程や内容を変えて、代替的な研修の立案を模索中です。参加の予定を入れてくださっていた方へは、通知が遅れてしまいましたこと、お詫び申し上げます。山の状況を確認後、他の山も含めて代替の内容を検討します。いくつかの選択肢からお選びいただけるようにしたいと思います。いましばらくお待ちください。

2 おすすめの講座・研修など 

◆講義「森の未来を左右するフォレスターという仕事」

2月25日(火)19時~20時半/オンライン(Zoom)/参加費500円〜・要申込

講師:中村幹広(岐阜県立森林文化アカデミー 森林技術開発・支援センター長)
GENなんでも勉強会オンライン 第40回 https://gennandemo40.peatix.com

フォレスターといえば、、、。いま検索すると、日経の記事が上位に出てきて「ドイツではパイロット・医師と並ぶ人気職業」と。どんな職業かはよくわからんけど、日本の林業関係者とは違うなにかがあるのね、という好奇心はくすぐってくれます。が、記事を読んでもよくわかりませんので、下にブログへのリンクをもって説明を略。

日経が取り上げた「フォレスター」(2023年6月5日〜森林ジャーナリストの「思いつき」ブログ

でもね、公的権限や人気は違えど、日本の森林官だって、がんばってるだろうし、じつはとてもやりがいのあるおもしろい仕事なんじゃないかな。中村幹広さんは、『森林未来会議』(築地書館)著者のひとりでもあります。

◆行事〜ほしはら山のがっこう「里山の日・里山のつどい」

3月20日(木・春分の日)/プログラムによって要申込・有料

広島県三次市にある、ほしはら山のがっこうのイベントです。おすすめは、午後1時半からのゲストトーク。福岡県八女市黒木町の小森 耕太さんがいらっしゃいます。知る人ぞ知るあの「山村塾」の若き理事長。「人々の暮らしによって引き継がれてきた農村景観や豊かな自然の、過去・現在そして未来について、ざっくばらんな雰囲気の中、おしゃべりします」と、主催者の案内には書かれています。

さて、ここの里山は2ha ほどの小さな森ですが、どうやら妖精がすんでいるのだと子どもたちが噂しています。ほんとに? 大雪の降る日、廃校になった木造校舎の図書館だった部屋で聞いたお話です。まだ確かめてはいません。

森は子どもたちが迷い込むようにひきよせられ、基地をつくりたいという声に大人が巻き込まれてできた場所。そんな素敵な森に、トコトコとやってくる春の訪れを味わうのも一興。噂を確かめに、美味しい蕎麦を食べに、興味深いお話を聴きに、楽しみはいろいろ。くわしくはリンク先の案内から。https://bit.ly/3X9czMK

◆講義「スギとヒノキーありふれた樹の持つ特別な歴史ー」

3月26日(水)19時~20時半/オンライン(Zoom)/参加費500円〜・要申込

講師:大住克博(大阪市立自然史博物館外来研究員)
GENなんでも勉強会オンライン 第41回 https://gennandemo40.peatix.com

大住克博さんは鳥取大学名誉教授。最近知ったのですが、なんと「木曽悠久の森」の提案者だったのです!そのあたりの経緯は以前メルマガでも紹介した智頭の山人塾・サイエンス講座のひとつ、「美林の生まれ方:木曽檜林にみる歴史と神話」で講義されました。おだやかな口調とは裏腹に大変エキサイティングな問題提起を孕んだ会であり、講座終了後も参加者間でやりとりがあったというものです。たとえば、こんなところ。

《面積や計画期間の長さという点では、国内では結構画期的な取り組みだと思うのですが、10年経つのにあまり知られていません。局側にとってみれば、昔の幹部が何を間違ってか研究者の口車に乗って作ってしまった厄介なお荷物であり、あまり社会に知られないほうが良いという意識があるのでしょう。シンポジウムやテレビ番組化などの実施を提案してきたのですが動きませんね。》https://yamahito-juku.com/osumi-and-yoshida-exchange-opinions-on-the-kiso-eternal-forest/

また、大住さんの講義でyoutube公開されているものもあります。「日本の森林は荒廃しているのか?」

https://youtu.be/hAidVq55hd8?si=SJlYGkyxcaD478VB&t=3

荒廃しているのは、森ではなく、我々の(あなたも含めて)理解と意識では?
という挑戦的な講義です。荒れてるのは森じゃない。
そんな大住さんの「スギとヒノキ」のお話です。一筋縄でないおもしろい講義になると思いませんか?

3 気になる情報、サイト、山、なんでもあれこれ 

◆北のヤマに入る木こりたちの記録と、家族との記録

https://www.instagram.com/mayumiyamauchi77/

北海道のとある町に暮らす写真家、山内麻由美さんのインスタグラム。2月も立春をすぎたころから、波状的におとずれた寒波。計画していた研修も仕事も中止となり、時間ができたはいいけれどと、気持ちの切り替えに困ったときにどうでしょう。よしやるかという気にいざなってくれます。

◆軽トラ「引きずりタイプ」の除雪板を作ってみました〜Blog「自給知足がおもしろい」

https://musikusanouen.hatenadiary.jp/entry/2022/02/09/220500

わたなべあきひこさん、ロングセラー『自給知足な暮らし方』著者の2年前のブログ記事です。ほかにも機械や道具の修理記事が読ませます。

◆輸入燃料はFIT打ち切り?バイオマス発電のカラクリ」〜 田中淳夫 Yahoo!Japanニュース

https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/768e1a99d259883cd4397d4ce4612e96e7dbf25f

記事の裏側もあわせてどうぞ。http://ikoma.cocolog-nifty.com/moritoinaka/2025/02/post-7981af.html

4 編集後記

2月7日、大雪となった日。広島県安芸高田市へ行ってきました。あきたかたの森・構想プロジェクト主催の「森の交流会」へ参加するため。どの団体・グループもいろんな悩みやら問題を抱えながら、日々、あれこれいろいろ取り組んでいるのだなあということ、深く沁み入りました。奥出雲きこり友の会としては、目指したいところとして、女性と子どもが参加できるようにしていくことかなあとおぼろげに考えています。その前に、拠点がほしいです、昨年からの課題。

事務局 面代

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お知らせ

R7森の実践研修会

 

 降雪により中止としました。 また、内容・日程を変えた別研修を企画中です。

森の実践研修会

日程:2月22日(土) ※降雪により、2/15(土)の予定を変更しました

場所:八川コミュニティセンター前集合(下地図参照)

時間:8時45分〜受付。9時に山林へ移動開始。15時現地解散。

◆下の2コースから選べ、レベルに応じて個別指導します。参加費無料。昼の食事と飲み物は主催者で用意します。

◆チェーンソーコース・・伐木と造材、掛り木処理。いい山に育てるための間伐の実践です。地形、樹勢、搬出等の条件から狙い通りに安全正確に倒す技術を向上させていきましょう。牽引具の使い方も習得します。

◆林内作業車で集材コース・・未経験者でも可。現在の自伐的施業に欠かせない林内作業車による集材と搬出を実習します。機械操作やロープワークの基本からさまざまな集材法までを実践の中で学びます。

   

お問合せ・お申込み

    八川公民館=八川コミュニティセンター

     

    †. 余録的趣旨

    森林作業は、非常に繊細かつ、きわめてダイナミックな行為である。

    — 内田健一

       

    ようこそ、森を育てる作業現場へ。そこで行われている森林作業はとても奥が深く魅力的だ。「初心者でもすぐにできる作業がある一方で、プロとして数十年働いても、技術的に完成、完璧の域には到達しにくい」

    お知らせ

    R6チェンソー研修

    令和6年度奥出雲町チェーンソー研修のご案内 ※終了しました。

    第1回 7/13(土) 第2回 11/9(土)

    時間 8時50分〜16時15分

    場所 布勢公民館前集合・布勢地区内林地にて実習

    各回、基礎コース、伐木コースあり

    概要

    ◉参加費500円です。
    ◉基礎コースは初心者はもちろん経験者の確認にも。チェーンソーの手入れ、基本姿勢や動作の基本、丸太切断の実習など。第2回の伐木コースはスギ・ヒノキ林伐木グループと雑木伐木グループとがあります。
    ◉伐木コースはより実践向け。受口・追口づくりの技術、掛かり木処理の仕方など、基礎を確かめながら、実際の伐倒や搬出につなげる玉切りや造材を行います。
    ◉年齢・性別・経験等問わず、どなたでも受講できます。

    ❶申し込み方法・締切日
    11/7(木)までに、お電話、fax、メール、このウェブサイトから、いずれかの方法で下欄フォームの事項を記して、お申し込みください。
    ❷当日の受付、集合場所
    8時30分から8時50分までの受付です。集合場所は奥出雲町立布勢公民館(奥出雲町馬馳13-4)です。
    ❸用意してくるもの
    ・チェーンソーと関連工具(持っていない、または長く使っていないなどの理由で、購入検討中の方へは可能な限り無償で貸与しますので、事前にご相談ください)、燃料とチェーンオイル
    ・昼食、水分補給用水筒やペットボトル飲料等
    ・参加費500円
    ・手袋、作業服(長袖・ズボン)、作業靴(長靴等)、ヘルメット(貸与可)、チャップス(貸与可)
    ❹中止する場合(少雨決行です。屋根のある場所などを利用して実施します)
    ・天候等の状況により中止とする場合、遅くとも前日までに電話などで個別に連絡します。