
森の実践研修会
日程:2月22日(土) ※積雪により、2/15(土)の予定を変更しました
場所:八川コミュニティセンター前集合(下地図参照)
時間:8時45分〜受付。9時に山林へ移動開始。15時現地解散。
◆下の2コースから選べ、レベルに応じて個別指導します。参加費無料。昼の食事と飲み物は主催者で用意します。
◆チェーンソーコース・・伐木と造材、掛り木処理。いい山に育てるための間伐の実践です。地形、樹勢、搬出等の条件から狙い通りに安全正確に倒す技術を向上させていきましょう。牽引具の使い方も習得します。
◆林内作業車で集材コース・・未経験者でも可。現在の自伐的施業に欠かせない林内作業車による集材と搬出を実習します。機械操作やロープワークの基本からさまざまな集材法までを実践の中で学びます。
お問合せ・お申込み
八川公民館=八川コミュニティセンター
†. 余録的趣旨

森林作業は、非常に繊細かつ、きわめてダイナミックな行為である。
— 内田健一
ようこそ、森を育てる作業現場へ。そこで行われている森林作業はとても奥が深く魅力的だ。「初心者でもすぐにできる作業がある一方で、プロとして数十年働いても、技術的に完成、完璧の域には到達しにくい」
上の言葉は内田健一『森を育てる技術』(川辺書林)から引いたものだ。私たちはプロになる必要はないが、その奥深い魅力をのぞきみるくらいのことは必要だ。なんといっても、それは面白い。面白くなければ山仕事とはいえない。実際、このプロジェクトで山に入っている人たちは、作業を楽しんでいる。森を育てる実践は、なんといっても知恵がいる。ない知恵だって、山に入って、こうだろうああじゃないかと絞りはじめれば、なんとかカタチになるものだ。カタチになれば楽しいし面白い。というより今のところ、私たちにはそれしか手立てがない。森の樹たちは私たちよりはるかに長生きなのだから、そんな自然を育てるのには、膨大な林学関係の本や学者の説をもってきたってうまくはいかない。実際、今日の森林の荒廃を生み出してきたのは、そうした専門知識の集合体ではなかったか。林業家である内田が主張する通り、必要なのは現場の知恵なのだと思う。いや、忘れてた。現場から生まれる知恵(ない知恵をとことん絞ったやつ)でも足りなくて、そこに例の専門知識が加わってはじめて、なんとか山を森を育てることができるのだった。荒れた森や山のほとんどは、人がうまく手を入れさえすれば、美しい森へ戻すことが可能だから。ただ、コツコツやっていたのでは、経済的にも時間的にも体力的にもたちゆかない。現場は作業だけすればいい、計画はオフィスで立てる、そんなやり方が多くの森を荒廃させてきたし、経済的にも成り立たない森にしてしまった。打開するには、「専門的な知識と現場の技術を併せ持った、新しいタイプの森林技術者」がたくさん育ってこなくてはならないだろう。この研修はそんな人が育ってほしい、森とともに、という希望がこめられている。






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[…] るのがいいところ。ふるってご参加のほどを。 お申し込み、お問合せはリンク先から。 2日前までに要申込です(昼食準備、延期の場合の連絡のため) https://okuizumo-kikori.net/archives/1100 […]