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1 友の会からのおしらせ
◆作業道づくりの見学を受付中
先週から奥出雲町内での作業道づくりの支援がはじまっています。山主さんからの希望にこたえて作業道を重機でつけていくという事業です。今のところ、仁多林研のメンバーが作業をしていますが、「自分でもつけてみたい」「自分の山にはつけられるだろうか?」という方を募っています。
3tクラスのバックホーを使い「山を壊さない、長く管理道として利用できる」道づくりです。長年にわたり徳島の橋本光治さんから実地に指導を受け、十年近く地道に続けてきました。全国各地で広がりつつありますが、主流なものではありません。丁寧にしっかりつけることで長く安心して使える道づくりを目指しています。
問い合せ・申込みは、下記ウェブサイトから。またはきこり友の会宛のメール・お電話でも可。
†. 日程(当初投稿より変更しました。11/22改訂)
11/24(月・振休)10時~12時/13時~15時
11/25(火)13時~15時※
※11/27(木)13時~15時(11/25雨天中止の場合の代替日)
11/30(日)14時~15時半 →中止
12/3(水)13時~15時→作業なし。見学のみ。
◆山仕事をやる会(実践研修)の日程決まりました
12月13日(土)に奥出雲町八川の山林で行います。秋のチェーンソー研修伐木コースに都合で参加できなかった方、都合があえばぜひこちらへ。林内作業車で集材するコースもあります。
◆間伐材の出荷シーズン到来&
年間を通じて出荷はできるのですが、春秋の農繁期や真夏にはなかなかできないもの。雪が積もって凍る前の今が出し頃という意味での「シーズン」です。出荷会員の方へは、林内作業車の貸出しもあります。「出したいけれど、、、」という相談にも応じますので、事務局までメールかお電話でどうぞ。
Tel (0854) 54-1635
kikori@s-orochi.org
2 おすすめの講座・イベント・研修など
◆11月27日(木) 19:00~20:30ごろ
GENなんでも勉強会オンライン 第48回 日本の薬草の歴史と現状
講師:小川 康(薬剤師からチベット伝統医などを経て、長野県上田市の「絵本とくすり 森のくすり塾」を開業)
主催:緑の地球ネットワーク
場所:ZOOMオンライン開催
参加費:500円~(応援チケット制)
https://gennandemo48.peatix.com
なぜ薬草? 日本の山林資源として、かつて薬草は非常に重要なものでした。たとえば黄連(オウレン)は日本特産で、針葉樹林下に群落を形成します。昔、採取していたという話を聞いたことはありませんか?奥出雲の山の中にもそういう場所がありました。
サイトの案内文にはこうあります。
「日本の薬草自給率は急速に低下し、多くを輸入に頼っているのが現状ですが、 森林の多面的な機能を見直す観点からもその価値が見直されています。 当帰や高麗人参、甘草、黄連などを例に日本の薬草の歴史を振り返りながら、これからの薬草文化のあり方を考える時間にできればと思います」と。
3 気になる情報、サイト、山、なんでもあれこれ
◆ニホンオオカミが生態系の頂点?
森林ジャーナリストの「思いつき」ブログから
http://ikoma.cocolog-nifty.com/moritoinaka/2025/11/post-e2a949.html
田中淳夫のブログにおもしろい記事がありました。
「ニホンオオカミの存亡が日本の自然界を左右したという発想は、あまりに浅はかだ。ましてや「生態系ピラミッドの頂点」と決めつけられてはたまらない」と。
わかりやすい、納得できる、受け入れやすい、物語や因果とりわけ日本林業衰退の說について「NO」を突きつけてきた田中淳夫らしい一文です。ご存知ない方に簡単に紹介すれば、「外国から安い木材が入ってきて価格が暴落することで林業が衰退していった」ーこの言説に対して、それはおかしいだろうと、いくつもの反証材料を取材と分析で世に問うていったジャーナリストです。
ともあれ、サイトを一読のほど。延期されたEUDR、宮崎県盗伐被害裁判など他の記事もおすすめ。
4 編集後記
「このへんのはマキだけん」「カメンガラはわかるけどあれは違うわな」
マキは仁多ではコナラを指すことが多く、カメンガラ(カメガラ)は出雲地方全体にひろくガマズミの方言名で、今でもガマズミと言うよりカメンガラと言った方が通りがよいものです。
ただマキという呼称も山ひとつ越えると、ホーソ、ジョーキ、ナラ、コグリ、など非常にばらつきがありますが、今や使われなくなり、ホーソ、マキ、このふたつが残っているように、私には感じられます。みなさんのところではどうでしょう。
どんぐりの木は、クリもその仲間にはいるとして(コナラをコグリ=小栗と言ったように)、実は生態について未解明なところがたくさん残る不思議な樹でもあります。また、西欧においてオーク(ナラ・カシ)がゼウス/ユピテルといった雷神・王権の象徴に結びついたのに対し、日本では律令制以降の王権との結びつきが皆無であったがためか、聖なる樹としての位置づけは完全にといってほどに消えてしまったようですが、どうなのかという謎もあるわけで。。。。
西洋のオークは樹齢千年クラスの老巨木が見られるのに対して、日本ではそこまで長寿となり得ず、土壌や気候などの影響それに土壌微生物・菌類の違いなど多くの違いがありそうです。
そうしたことと、方言名の関わりが、少しばかりありそうなので、興味深いのでした。
事務局 面代




