記録
12月13日、晴れのち曇り。奥出雲町八川の山林で「山仕事やろう会」を開催しました。実践研修です。
現役は引退しているとはいえ、その動きには往年の技の匂いを醸し出す60代70代ベテランと、初心者・若手が一緒に山仕事をやるという会です。
研修ですので習う教えるという関係はありつつも、身体を一緒に動かすことで自然と習得できるものがあるのだなあと実感する日でありました。
さて、少々概念的な言い回しをしてみればー。
危険をともなう作業の連鎖に促されるようにして、身体—道具—地形—他者の結びつきが強まり、動きの最適化が生成されるのです。ここで生じるのは、あらかじめ与えられた手順の適用というより、環世界における相互拘束のもとでの運動の最適化(最適化の生成)です。
このとき、「声をかける」「間合いを取る」といった規範ともされる行動は、外在的な原理として教え込まれるというよりは、切迫した局面(たとえば伐倒)の反復のなかで、都度その場で達成されます。はじめてそれを体験するものにとっては、仕事の規範であるという意識は生じるが、言語化されないー明示されないことにより、あるべき・模倣すべき「行動」として、風と香り、音と振動、諸感覚にひたされた身体に刻まれていくでしょう。
あとから振り返ると、あれは確かに規範だったのだとわかるのです。つまり規範は、先にあって適用されるのではなく、事後的に析出するということ。
そんな感じ。おもしろいですよね。












