きこりプロジェクトの研修、実は近ごろ多様化してます
長く会員を続けておられる方だと、ご存知ないかもしれません。「きこり」の研修は、数年前からメニューが変わってきています。知らなかったよ!ということのないように、今回あらためて紹介してみようと思います。
チェーンソー研修は年2回。初心者の方は1回目に基礎をとり2回目に伐木へ進む。そして翌年に伐木を数回繰り返して受講するというパターンが多いものです。ただ、基礎コースを何回か受けたり、基礎の目立てだけを受講して、伐木へ合流したりというのも「あり」です。基礎の受口づくりだけを集中して復習したいなど部分受講もご相談ください。
出張研修は今年度は練習会ともあわせ、山に入ってすることを何でも実施するようにしています。3名以上の要望を受けてからでしたが、今年度から「こういうのをやりますが、どうですか?」と、メルマガ会員(こちらで登録可)や関心がありそうな方へ、募集をかけることもはじめました。
実践研修は山仕事やろう会(やまやらこい)とも言って、経験者向けですが、集材コースは初心者も可。講師と一緒に作業をしながらの、練習と実践と研修が同時にできるような、楽しい会です。
そして、ステップアップコースは次年度から。要望を聞き取り中ですが、特定の技術講習というよりは、2名ほどの少人数で入る伐木現場での実際を、計画準備の段取りから道具装備、トラブル対処まで細かく実演解説してもらうことを考えています。6名程度の少人数限定の予定です。
作業道づくりは、バックホーを使っての道づくり。作業道というと搬出のための一時的な道と捉える人も多いのですが、間伐と管理のための高密度路網形成をはかるもの。長期にわたって壊れない美しい道をつけるものです。見学体験から実習指導、ルートづけなど支援メニューも多彩です。
どれも楽しく有益です。いつでも参加、お待ちしています。

月に一度の山の茶話会―「山めぐりの茶房」という試み
「ソゲソゲ。アゲダ、アゲダ」そう言い合う場でないと伝わらない、わからないことが多い、複雑な時代になってきました。いや、本当に。
会議室で課題や対処を話し合うのと同じかそれ以上に、冬ならストーブやこたつにあたりながら、どうということのない話をあれこれ出しあってみる—山にまつわることであればなんでも話す—ことが、今こそ必要だと考えました。
そこで。月に一度いろんな場所で「山めぐりの茶房」と名づけた会を開くことにしました。その1回目を、12月20日に佐白のとある部屋で開いたところです。八川地区のきこりプロジェクト地域コーディネータ・橋本守庸さんを囲んだ茶会です。町内外からオンライン含めて7名が参加しました。
3時間近くの大雑談会でしたが、以下ほんの少し抜粋してレポートにかえます(語句内容に便宜的補筆あり)。
●魔がさすということ
新人教育でも、ていねいに細かく教えられる安全ということだけれど、先輩ベテランからもっと話が聞ければとよく思う。木を伐るのってストーリーがある。段取りや手順というもので、安全の確認もいろいろだ。
でも、わかって気づいていても、変だなあと感じても、ふだん絶対やらないことをやってしまうときがある。魔がさしたとしか言いようがない。慣れたころに訪れて、幸運にも命は助かったという経験に至るか本当に死んでしまうかというもの。
夜寝る前に、あの時は危なかったなとか、反省する内容を思い浮かべ続けている。
●三ツ足のイノシシ
「アイツだけは絶対に俺がしとめるんだ」そう猟師に言わせ続けたイノシシがいた。くくり罠にかかりひとつの足を失った巨大なイノシシで、私の畑も被害にあったし知らない人はいなかった。「アイツ」と呼ばれていた。
一度かかって足まで失った動物の智(情念を伴った警戒知)は底しれない。人も知恵を絞って仕掛けるが、かなわなかった。やがて誰も「アイツ」のことを話さなくなった。山のどこかで静かに一生を終えたようだ。
私(橋本)は、シートン動物記や椋鳩十の動物物語が大好きでよく読んだ。「片耳の大鹿」とかを重ねて見ていたかもしれない。
わかりにくいところがわかる!全林協のPDFマニュアル
林業技術、とりわけチェーンソーワークについて、おすすめできる教本を紹介してきました。今回のものはなんとPDFで無料配布されているものです。全林協(全国林業改良普及協会)のもので、下のリンクから試し読みとダウンロードができます。まずはご覧あれ。














